映画『禁じられた遊び』(1952・仏) 感想・レビュー(ネタバレあり)

映画・ドラマレビュー
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作品概要

※今作は2023年の和製ホラー映画『禁じられた遊び』のレビューではありません。

映画『禁じられた遊び』は1952年のフランス映画。第二時世界大戦中にドイツ軍の空襲で両親を亡くした女の子が、身を寄せた家の男の子と動物たちの墓地づくりに熱中する。

主なキャスト

  • ポーレット:ブリジット・フォッセー
  • ミシェル:ジョルジュ・プージュリー
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あらすじ

1960年6月。5歳の女の子ポーレットは両親と一緒にドイツ軍の空襲から逃げていた。しかし、機銃掃射によって両親と愛犬を一度に失ってしまう。犬の亡骸を抱いて彷徨っていたポーレットはミシェルという少年と知り合い、その家に保護される。水車小屋の中に犬を埋葬した二人は、犬が淋しがらないようにと小動物たちの墓地を作ることに熱中する。

う〜ん、なにが言いたのか、サッパリわからん!

一度も観たことがない名作映画って結構ありますよね。ぼくにとっては『禁じられた遊び』も、そんな作品のひとつです。Amazon Prime Videoにあったんで、これを機に観てみました。

しかし、さっぱりわからん!

なにが言いたのか、理解できん。

まあ、モノクロ映像はいかにも古いフランス映画って雰囲気あるし、観て退屈するような作品でもないんですが、いったいこの映画が何を訴えてるのかわからないんです。

戦争孤児になった5歳の女の子が男の子と一緒に小動物の墓を作り続ける。これだけだとホラーですが、なぜ彼女は動物の墓づくりに励んだのか?

もしかするとポーレットは、まだ死というものが理解できていないんでしょうか。

ドイツ軍機の空襲で亡くなった母親の頬を触り、その手を自分の頬に当ててみるポーレットは、そのとき初めて死というものを知ったのかもしれません。そして小動物の墓を作り続けることで、死というものを学習していたようにも思えます。

しかしミシェルがゴキブリを突き殺したときはヒステリックな声を上げているので、まんざら理解できていないわけでもないようです。

ありきたりのレビューを書くなら、養護施設に入れられそうになったポーレットは、あれからどうなったのだろうか? と無難な感想で終えてもいいんですが、やっぱりなんかモヤモヤします。

そのモヤモヤの理由をいくら自分の中で考えてみても、やっぱりわかりません。

戦争というものを教科書の中でしか知らずに育ってきたぼくが観ても、きっとわからない作品なのかもしれません。

今回は降参です。